京都大学法科大学院 科目別の対策について 商法、おまけ
こんにちは。今日は商法について書いていきます。
1、科目特性
商法も大問が2つあります。1つが会社法から、もう1つは手形法・小切手法がからんでくることが多いです。
京大ローにいる人は手形・小切手に詳しい人が多いと感じるので、合格者はそれなりには対策してきていると思われます。手形・小切手を捨てるのは得策ではないでしょう。
2、私の使用教材
・基礎マスター(伊藤塾)
・論文マスター(伊藤塾)
私は上記の教材だけを用いて勉強しました。これでも十分足りるとは思いますが、論点の網羅性という点では会社法事例演習教材の第1部がベストだと思います(ローの教材として使用し、その有用さに気づきました)。
会社法事例演習教材の解答例を入手できる方であれば、第1部だけさらっと目を通して自分の知らない論点がないかを確認しておくと安心だと思います。
なお、第2部は難しすぎるので、少なくともロー入試対策には不要です。また、第1部についても、ロー入試対策ということからすると、答案を作成したりするのではなく、あくまでもさらっと目を通す程度の使い方で十分だと思います。
3、過去問演習
ウェブサイトに載っていた最新5年分について答案構成をしました。
わりと論点ズバリの問題が多く、難易度としては普通だと思います。逆に、しっかりと書けなければ他の人に差をつけられてしまうような問題が多いと感じます。
4、解答に際しての心構え
論理を丁寧に示すようにしましょう。割と素直な問題が多いため、丁寧に解答の道筋を示すことが高得点につながるのだと思います。
なお、筆者は手形小切手・刑訴法・民訴法・行政法を受験していないので、科目別の対策についてはこれで終わりです。
刑訴法は一行問題が過去問で多く出題されていますが、あれはSKMK先生が作問されていたようなので、(SKMK先生が京大を去った現在、)平成31年度入試では通常の事例問題が出題される可能性も十分に考えられます。
民訴法・行政法についてはわかりません。すみません。
以上です。