令和元年度司法試験 国際私法 再現答案&ふりかえり&勉強方法

 令和元年度司法試験の国際私法の再現答案です。再現答案は国際私法しか作成していません。司法試験終了後一週間以内に作成したものですが、再現度は70%程度だと思います(答案構成は残っているので内容の再現度は高いですが、あてはめの密度や表現が本番より劣っていると思います)。

 

【再現答案】67.16点(16~18位)

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法律事務所の就職活動

 久しぶりの更新になります。試験勉強からの逃避のためです。

 今回は、自分の備忘録も兼ねて、就活を通じて感じたことを書きたいと思います。

 私は東京の大手(いわゆる東京4大)と大阪の大手(いわゆる大阪4大)の就職活動しか経験していないので、内容は主にそれらについてになります。

 内容はすべて私の感想以上のものではありませんのでご了承ください。

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京大ロー2年次の授業の感想

 連続の更新です。今日で2年次のテストがすべて終了しました。

 せっかくなので、2年次で受けた授業の感想を書いてみようと思います(基幹科目だけにします)。

 これから京大ローに入る人の参考になればと思います。

 

 ※以下、個人の感想です!

 

1、2年次前期

(1)刑事訴訟法総合1(HRE先生)

 ケースブック刑事訴訟法にそって授業がなされます。捜査がメインです。

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法科大学院入学前の春休みにやるべきこと(私見)

 また間が空いてしまいました。本日2年次のテストがすべて終わりました。

 

 今回は、ロースクール入学前の春休みの過ごし方について書いてみたいと思います。

 

1、予備試験を受ける方

 予備試験合格を目指す方は、短答の勉強をしましょう。4月になりロースクールが始まると、なんだかんだ勉強時間はとれなくなります。2月・3月のうちに、ぎりぎり合格ができるくらいのレベルまで仕上げることを目標に勉強するのがよいと思います。

 

 ロースクールの予習などは一切する必要はないと思います。なんだかんだついていけると思います。

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法科大学院への飛び入学

 久しぶりの更新になりました。今回は、法科大学院飛び入学することの是非について書いていきたいと思います。

 

0、私の現状

 私は関西の私立大学を3回生で中退し、京都大学法科大学院飛び入学しました。

 その後、既習2年次で予備試験に合格したため、司法試験受験資格を得るという意味では法科大学院に通う(法科大学院を卒業する)意義は無くなりました。クラスメイトなどで予備試験に受かった人の大半は法科大学院を中退するので授業も出席せず、後期の期末試験も受けないことになっていますが、私は後述する理由から授業にも出席し、期末試験も受ける予定です。そして、その後の今年の司法試験を受験する予定です。

 私は今、ある悩みを抱えています。それは、法科大学院を中退すべきか否かです。この悩みは、今後同じ悩みを抱く人が出てくる可能性があると思っているので、記事にしてみたいと思います。

 

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予備試験論文の勉強の方法

 こんにちは。今回は論文の勉強のやり方について書いていきたいと思います。

 

1、私の論文の成績

 論文式試験は、1回目の受験で合格しました。

 詳しくは前の記事を参照してください。

kokoro191919.hatenablog.com

 

2、合格した年の勉強のやり方

①論証を覚える(結局覚えはしない・覚えられない)

 まず、論証集を確認しましょう。私は伊藤塾の論ナビを使用していましたが、趣旨規範ハンドブックや工藤北斗でもよいと思います。

 たまに、論証を一字一句暗記しようとする人がいますが、私はおすすめしません。論証集を見る際は、論理の流れを意識して確認しましょう。本番でも、論理の流れさえ思い出せれば、それっぽい論証を書くことができると思います。

 しかし、判例の規範は丸覚えする必要があるので、覚えてしまいましょう。

 

②問題をたくさん解く

 論文の勉強は、実際に問題をフルスケールで書くことが大切だと思います。自分では理解しているつもりのことでも、実際に書くとなると書けない、ということが多々起こるからです。逆に、一回書いた問題はある程度頭に定着するので、似た問題に対処しやすくなります。

 問題を解く際に私が意識していたことは、全ての言葉に責任を持って書くことです。つまり、答案を読んだ人に、「なぜそのように書いたのか?」「なぜこの部分を厚く書いたのか?」「なぜその順番で書いたのか?」などと質問されたときに、全てについて理由を説明できなければならない、ということです。これを意識できるようになると、論文の成績は上がると思います。

 問題演習の機会としては、私は伊藤塾のコンプリ答練や直前答練を使っていましたが、なんでもいいと思います。答案を書くことは自分との戦いなので、答練の採点も気にしなくていいと思います。(答練については、H君の記事を参考にしてください。そろそろ続きを書くみたいです。)

 

③問題をとにかくたくさん書く

 私は直前期には一日4通くらい答案を書いていました。

 基本書や百選を読むだけで答案を書けるようになる天才も稀にいますが、そんな人とは張り合わず、そんな時間があったら答案を書くことに努めるべきだと思います(なお、答案を書いて疑問に思ったところを基本書や百選で確認することは有意義なので、それは行うべきだと思います。目的意識を持たずに基本書や百選を読むことは避けるべきたということです。)

 

④解いた問題を見直す

 論文マスターや答練の答案例は、読めば読むほど味が出てきます。何回も復習しましょう。問題を読んですぐ答案例を確認するというやり方で大丈夫だと思います。

 

以上です。質問等ありましたらお気軽にコメントしてください。