予備試験論文の勉強の方法
こんにちは。今回は論文の勉強のやり方について書いていきたいと思います。
1、私の論文の成績
論文式試験は、1回目の受験で合格しました。
詳しくは前の記事を参照してください。
2、合格した年の勉強のやり方
①論証を覚える(結局覚えはしない・覚えられない)
まず、論証集を確認しましょう。私は伊藤塾の論ナビを使用していましたが、趣旨規範ハンドブックや工藤北斗でもよいと思います。
たまに、論証を一字一句暗記しようとする人がいますが、私はおすすめしません。論証集を見る際は、論理の流れを意識して確認しましょう。本番でも、論理の流れさえ思い出せれば、それっぽい論証を書くことができると思います。
しかし、判例の規範は丸覚えする必要があるので、覚えてしまいましょう。
②問題をたくさん解く
論文の勉強は、実際に問題をフルスケールで書くことが大切だと思います。自分では理解しているつもりのことでも、実際に書くとなると書けない、ということが多々起こるからです。逆に、一回書いた問題はある程度頭に定着するので、似た問題に対処しやすくなります。
問題を解く際に私が意識していたことは、全ての言葉に責任を持って書くことです。つまり、答案を読んだ人に、「なぜそのように書いたのか?」「なぜこの部分を厚く書いたのか?」「なぜその順番で書いたのか?」などと質問されたときに、全てについて理由を説明できなければならない、ということです。これを意識できるようになると、論文の成績は上がると思います。
問題演習の機会としては、私は伊藤塾のコンプリ答練や直前答練を使っていましたが、なんでもいいと思います。答案を書くことは自分との戦いなので、答練の採点も気にしなくていいと思います。(答練については、H君の記事を参考にしてください。そろそろ続きを書くみたいです。)
③問題をとにかくたくさん書く
私は直前期には一日4通くらい答案を書いていました。
基本書や百選を読むだけで答案を書けるようになる天才も稀にいますが、そんな人とは張り合わず、そんな時間があったら答案を書くことに努めるべきだと思います(なお、答案を書いて疑問に思ったところを基本書や百選で確認することは有意義なので、それは行うべきだと思います。目的意識を持たずに基本書や百選を読むことは避けるべきたということです。)
④解いた問題を見直す
論文マスターや答練の答案例は、読めば読むほど味が出てきます。何回も復習しましょう。問題を読んですぐ答案例を確認するというやり方で大丈夫だと思います。
以上です。質問等ありましたらお気軽にコメントしてください。