京都大学法科大学院 科目別の対策について 民法

 こんにちは。今日は民法について書いていきます。

1、科目特性

 民法も大問が2つあります。1つが総則がらみの問題、もう1つがそれ以外の分野、くらいのアバウトな印象は持っています。

 平成31年度入試からは改正法での解答が求められるとのことです。

 平成30年度の設問2は法改正が関係してくる分野からの出題だったみたいです。また、京大の教授で民法改正に関わっておられる方が多いため、私個人としては改正ズバリの問題が出る可能性はある程度高いと思います(あくまでも個人の見解です。あしからず…)。

 

2、私の使用教材

・基礎マスター(伊藤塾

・論文マスター(伊藤塾

 

 わりと細かめな知識が問われたりすることがあるとの印象です。伊藤塾でいうとBランクの論点の論証くらいまでは書けるようになっている必要があると思います。

 

3、過去問演習

 ウェブサイトに載っていた最新5年分について答案を作成しました。

 ときどき、とても難しい問題があり、答えの道筋が全くわからないということもありましたが、これについても自主ゼミなどで複数人で検討できればベターだと思います。

 

4、解答に際しての心構え

 難しい問題については、自らの考え方の筋道をしっかりと示すようにしましょう。考え方に論理的一貫性があれば、結論の如何に拘わらずそれなりの点数をつけてくれるみたいです。

 私の再現答案みたいに、利益相反行為のあてはめを正反対にしていてもそれなりの点数がついているので、ある程度のミスをしでかしても即死とはならないみたいです。ただ、答案構成の際に迷いが生じた部分については答案上にもその迷いをみせ、丁寧に論述するようにしましょう。採点者はきっとその迷いを汲み取ってくれるはずです。

 

 以上です。